広島市の中区、十日市町や本川町には食品、飲食店や雑貨店など専門店と呼ばれるような目利き、腕利きのいいお店が多いのですが、こちらの「Pier Lokki〈ピエラロッキ〉桟橋カモメ」もその一つ。取り扱いの中心となっているのは国内の作家など小規模の工房によって製品化される食器やグラスから花器、家具、照明などインテリア全般で暮らしに寄り添う商品です。
作家モノといえども、工業製品と思えるような非常にクオリティが高いものが多く、製品づくりの技術的な背景や作家の人となりなどスタッフの説明を聞いた上で暮らしの道具として大切に使いたい商品がところせましと並んでいます。全体を通して過去からある伝統工藝や趣きの良さを今の暮らしに沿った形へとリデザイン、リプロダクトされたモノという印象があります。
愛媛県の「ヨシロ工房 大野なつみ」によるガラスシェードのペンダントライト。参考までに中央手前の2点は、クリアタイプ12,100円(1点)。中央奥の2点はスモークブラウンで13,200円(1点)。
兵庫県の「ふじい製作所」による木製キャニスター。コーヒー豆やお茶葉容器として十分な驚きの密閉力。大14,300円。小12,100円。材質が異なります。
店内のあちらこちらにあるヴィンテージのボタニカルイラストフレーム。ベースとなっているのは約100年前にスウェーデンでリトグラフ(石版印刷)によって製作された植物図鑑を一枚一枚配したもの。各3,300円。※フレームはしっかりしていますが、紙製です。お気に入りのフレームを見つけて入れ替えるのも良いでしょう。
長野県の「木の生活道具 MWC.WORKSHOP コバヤシユウジ」によるマグカップ。素材は木ですが、液体ガラス塗料を使用し、扱いやすく加工されています。左5,500円。右7,700円。
百聞は一見にしかず、ということでぜひ本川町あたりを「ぶらり」してお立ち寄りください。1人の作家を特集した展示イベントも頻繁に行われていますので要チェックです。
Pier Lokki
Open 11:00−17:00
水曜定休
広島市中区本川町2-5-12 鳥越ビル3F
(広島電鉄「本川町」電停より北へすぐ)
営業日時を変更する場合もあり、ホームページの「オシラセ」をご確認の上ご来店ください。